メリットだけではないクレジットカード
メリットだけではないクレジットカードですが、リスクがあるからと言って、カードは持たないという人は少ないでしょう。クレジットカードというと、5大国際ブランドのVisa、Master、American Express、JCBDiners Clubがありますが、どれか一つないし二つは持っていると思います。
様々な業界がカードを発行していますが、これら5大ブランドと提携しているため、世界中どこでも利用できるメリットがあります。
例えば銀行系や信販系のほかにも、セゾンカードなどの流通系や、航空会社や鉄道会社の交通系のもの、一般企業系、通信系など、種類も様々なら役割も系列ごとに特徴があります。
頻繁に海外旅行をする人は、海外旅行保険付帯カードが安上がりで済みますし、外貨の購入もクレジットカードの方がお得なのは周知の通りです。
ただし気をつけたいのは、アメリカ系のブランドは中東諸国では使えない可能性が高いので、JCBカードを1つは持っていたほうが良いでしょう。日本ブランドはまだ使えない国も多いのですが、イランではVisaやMasterは使えなくてもJCBならば問題なく使えたという例もあります。国によって使えないブランドがありますが、デメリットと言うほどではないでしょう。
大きなデメリットといえば紛失・盗難、そして最も今被害件数が増えているスキミング被害があることです。短いタイムスパンで暗唱番号を変更ること、スキミング防止用グッズを使うなど自分のカードは自己責任で守りたいものです。
近年横行しているスキミングを回避する
スキミング被害を回避するためにはまずカードをつかった買い物を極力避け、仮にカードを使うことになっても指定のカードリーダー以外に読み込ませないことが重要です。近年ではお客が安心してカードを使えるようにスタッフがカードを預かってカードリーダーに通すのではなく、お客さん本人の目の前で、お客自身にカードリーダーを通してもらうといった方法をとっているお店も増えているので、このようなセキュリティ面で安心できるよう配慮されたお店以外でカードを使わないようにするだけでスキミング被害に遭う可能性はかなり低くなります。不正な行為として怪しまれるような行動をスタッフがとるようなところではカードを使うことをやめておきましょう。
普段から注意するだけでなく、カード会社の選び方も重要です。カード会社によってはスキミング防止の機能がついた、高度なセキュリティ対策が施されたカードを発行しているところもあるので、そういったセキュリティ面で安心できるカード会社を選ぶこともスキミング予防に繋がります。しかし、犯罪とそれを取り締まるための法律・技術は昔からイタチごっこで、セキュリティを強化してもそのセキュリティを破るための手法がでてくるものなので、例えスキミング防止が施されたカードであっても過信は禁物です。