クレジットカードはセキュリティ面も考えながら作ろう!

クレジットカードはセキュリティ面も考えながら作ろう!

セキュリティが強化されたICカード

ICチップが埋め込まれたクレジットカードはICカードと呼ばれ、お客の個人情報の保護・セキュリティ面の強化という点から、多くのクレジットカード会社がICカードへの移行を勧めています。ICカードはスキミング防止にも筆役買っているセキュリティパーツなので、使用に不安を感じたくないとお考えの方にはこのICカードを強くオススメします。

ICチップにはカード所持者の情報がインプットされていますが、スキミング等の行為で解析することが難しく偽造も困難であることから、クレジットカードを初めて持つ方にも安全性の面から推奨されています。ICチップ搭載のカードを発行しているのはオリコカードや三菱UFJ、さくらカードなどがあります。

ICカードがセキュリティ面で優れている理由としては、今までのカードでは磁気カードと呼ばれているもので、磁気情報を読みとる事でカードの情報を取り出していたのですが、この磁気カードには沢山の情報を入れる事が出来ませんでした。文字数で言えばだいたい72文字程度と考えて下さい。これぐらいしか情報が入りませんのでセキュリティの暗号なども少ししか入れる事が出来ずにすぐにスキミングされてしまいます。しかしICカードだと磁気カードの400倍情報が入ります。その分暗号を複雑にする事も可能なのでセキュリティ面に優れているのです。

近年横行しているスキミングの実態

近年横行しているスキミングの実態

スキミングとはクレジットカードを専用の機械に通すことでカード内の情報を盗み取る犯罪行為のことです。近年ではこのスキミングツールによる犯罪被害が頻発しており、クレジットカードを持っている人へ一層の注意が呼びかけられています。スキミングに使うツールはカードリーダーのような形状をしていて、機械にカードを通すだけ、動作にして1秒もかからないという恐るべき手口となっています。スキミングツールを使う人がどういった状況で使うのかはその場に居合わせないと分かりませんが、仮にクレジットカードを使った買い物をする時にレジ以外の場所でカードを認識させていたり、またレジ以外の機械にもカードを通していた場合にはスキミングの可能性があるので、確認してみましょう。買い物程度であればレジ以外にカードを通す必要がありませんし、お客の目に見えないところで機械にカードを通すことは認められていないので、怪しい行動を取る店員や店自体がそういった行為を見せないような作りになっている場合には、クレジットカードを使うことは避けていた方が賢明でしょう。

余程カードに注視している人でもなければカードがいつスキミングされたのか分からないでしょう。情報を盗み取られた時点ではカード自体に変化がなく、また取引先の金融機関等でも金額が減っていないためすぐに犯罪行為が露見しないという部分もスキミングの予防が難しい理由の一つとなっています。スキミングされた情報を別のカードに書き込むことで偽造カードを作り持ち主と同じようにカードを使うことができるため、盗まれたカード情報を使われると当然、カードの持ち主(契約者)に請求が届くことになります。この時点で初めて不正利用が発覚するため、気づいたときには既にショッピング枠の限度いっぱいまで買い物されていたり、勝手にローンを組まされていたりと大きな被害になってしまうのです。